日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (新書)
山本 七平 (著)

出版社/著者からの内容紹介
この国の敗因を予言した幻の日本文化論

日本はなぜ敗れるのか…戦時中従軍して捕虜になった体験を持つ日本を代表する評論家が、日本の敗因を徹底的に追及して分析する。その敗因はいまも取り除かれることなくこの国を支配していた…。

我々が生き残るために知るべき事実 失敗を繰り返す日本人への究極の処方箋 マネー、外交、政治…このままでは日本は再び敗れる。 ベストセラー『日本人とユダヤ人』で有名な評論家・山本七平は戦時中フィリピンで生死を彷徨い捕虜となった。戦後三十年、かつての敗因と同じ行動パターンが社会の隅々まで覆っていることを危惧した山本七平が、戦争体験を踏まえ冷徹な眼差しで綴った日本人への処方箋が本書である。現在、長期の不況に喘ぐ中、イラク自衛隊を派遣し、国際的緊張の中に放り込まれた日本は生き残れるのだろうか…?執筆三十年後にして初めて書籍化される、日本人論の決定版。
本書のテーマ【敗因を知る】日本が敗者になる理由は…?日本人論の決定版 ▼非常識な前提を「常識」として行動する▼生命としての人間を重視しない▼「芸」を絶対化して合理性を怠る▼「動員数」だけをそろえて実数がない▼恐怖心に裏付けられた以外の秩序がない▼自己を絶対化するあまり反日感情に鈍感である


日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)