本日のベッピン

ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか
ケン・ブランチャード (著), ジェシーストーナー (著), 田辺 希久子 (翻訳)

日経BP企画
ザ・ビジョン
 組織が「全速前進」の状態に達するには、説得力があり、メンバーが共鳴する明確なビジョンを生み出すことが必要。本書では、ビジョンをどのように創造し、定着させるべきか、そのプロセスやコツを物語仕立てで描く。

 子供を抱えて離婚したエリーは、保険会社で経理の仕事に就く。あるきっかけから社長のジムと知り合い、ジムとともに会社が「全速前進」となるようなビジョン作りを模索する。2人は、インターネットで他社のビジョンを分析することなどによって、説得力あるビジョンを生み出すためには、有意義な目的、明確な価値観、未来のイメージという3つの要素が必要だと分析する。また、ビジョンを現実に移し替えるには、ビジョンを創造するプロセス、ビジョンを伝えるプロセス、ビジョンを実践するプロセスが重要なポイントであることも明らかにする。

 エリーはやがて所属する経理部のビジョン作りにも関わり、子供たちとともに「我が家のビジョン」、自分の「人生のビジョン」も作成する。ビジョン実現のために努力し、行動する勇気を持ったエリーは、会社を辞めて文筆業に専念し、再婚する道を歩む。

 組織だけでなく個人の人生でも、変化の荒波を乗り越えるためにはビジョンという下支えが必要だと説く。

ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか

ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか

ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか