本日のベッピン

まかり通る-電力の鬼・松永安左エ門
小島 直記 (著)

出版社/著者からの内容紹介
斎藤一人さん推薦!!
「時々こういういい本に出会うと、本好きの私にとっては、ふるえるぐらいのよろこびです」
裸一貫から起業し、日本を代表する大物財界人となった松永安左ェ門(やすざえもん)の反骨精神あふれる生き方を描いた名作の復刻版。

松永安左ェ門は、明治8年に九州の壱岐で生まれ、上京後、慶應義塾に入塾し福沢諭吉の教えを受けた。しかし、人間の真価は学歴ではないと慶應義塾を中退。福沢の紹介で日本銀行に勤務するもサラリーマンが合わず退職。石炭販売業を始めて、芸者遊び、相場……とムチャクチャな生活を送りながら、大成功を収めたかにみえたが、株暴落ですべてを失い隠遁。読書三昧の2年間の浪人生活の後に再起し、会社をおこして徐々に成功を収め、九州水力電気を設立。「電力界の松永」といわれるまでに電力業界に君臨し、電力独占化の時代に東邦電力を一人できりもりし5大電力の一角にのしあげた。

しかし軍国化の時代に、「官僚は人間のクズである」と放言し、役人たちと大ゲンカし、一切の職を引退してふたたび隠遁生活へ……。完全に過去の人物になったかと思われたが、戦後、不死鳥のように復活。電力業界再編の中心的人物となり、電力事業の分割民営化を成し遂げた。その後、昭和46年に亡くなるまで、95年の人生を生涯現役でまっとうしている――。


まかり通る-電力の鬼・松永安左エ門

まかり通る-電力の鬼・松永安左エ門

まかり通る-電力の鬼・松永安左エ門