本日のベッピン

砂の器 カッパ・ノベルス 11-9
松本 清張 (著)

出版社/著者からの内容紹介
東京の蒲田、終電車が出たあとの車庫の中に、ボロきれのように捨てられた一個の死体――
一つの証拠も足あとさえ残さず、煙のように大都会の群集の中に溶け込んでしまった犯人――そうして迷宮入りした一つの事件が、ひとりのベテラン刑事の執念の前に、しだいに真実の姿をあらわしてゆく。第一、第二、第三と、完全犯罪の成功に酔う犯人と、ひたすらの粘りでこれを追う捜査陣の対決のうちに、静かなサスペンスがあふれ、高まる。テレビドラマも大反響を呼んでいるこの作品は、推理小説に「社会」を導入し、「人生」を投影させた先駆者である松本清張の代表作だ。人生の深淵に触れたこの名作が、オリジナルのカッパ・ノベルス版で緊急重版。

砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9)

砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9)

砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9)